台湾でお米炊くために窯の水全部抜く

はじめに

本ページでは電鍋でお米を炊く方法ついて記載しています。

時々料理人のJiangです。

  • 自炊歴:3年
  • 得意料理:ベジタリアン料理
  • 冷蔵庫にある食材で名もなき料理を作ります

電鍋でお米を炊く

私はお米が大好きだ。お米をたくさん食べられるおかずも大好きだ。お米に合うおかずがたくさんある台湾でお米を食べるのは必然で、自炊でご飯を食べるときやおかずを外で買って、主食のお米は家で炊くこともある。日本でお米を炊くときは「炊飯器」を使う場合がほとんどだと思うが、その際は付属の「窯」を使う。「窯」は内側に水の目安線があり、炊きたいお米の量によって目安の線まで水を入れればちょうどよい水加減で炊くことができる。

台湾の我が家には「炊飯器」は家にないので、「電鍋」という蒸し器のような道具を使う。

電鍋
炊く前のお米たち

この電鍋の内側にあるのが炊飯器でいう「窯」の部分なのだが、日本の窯と同じように使うとお米を炊くときの水が多くなりすぎて炊きあがりが柔らかくなってしまうのだ。

柔らかくなりすぎる米達

なぜ、水が多くなり過ぎるのかというと、窯の構造の違いとして、台湾の窯は日本の窯と比べて口が広く、底が浅い。水を捨てるためには窯を傾けると思うが、この時に傾け過ぎるとお米が水と一緒に落ちてしまうが、口が広く底が浅いので台湾の窯はあまり傾けることができない。無理に水を切ろうとしてどれだけのお米を無下にしてしまったことか。頑張っても窯の底に多くの水が残ってしまうのだ。

日本の窯の場合、洗い終わったお米の底に水が残っても問題ない。ご存じの通り、窯の内側にメモリがあって、水の量が完璧に調整される。しかし、台湾の窯にメモリはない。水はカップを使って測って入れるのだ。

年季の入った計量カップ

お米と水を入れるので、年季を入れる必要はないが、このカップを使って、「お米」も「水」も計量する。お米と水を一対一で窯に入れて、電鍋と窯の間に一杯分の水を入れて炊くのだ。

おわかりいただけただろうか。

窯に残った水の量は毎回バラバラで、底に水がどれだけ残っているかもわからないが、カップで水を米と一対一で投入する。それは水多くなるわ。

では、カップで投入する水の量を減らせば?と思う時もあった。だがこれはできない。1カップ炊くとき、2カップ炊くとき、3カップ炊くとき… お米の量が違うので窯を傾けることができる角度が変わり、窯の底に残る水の量が違う。いつもより更に柔らかいごはん、カチカチ感の強いごはん… 一対一以外で水を投入する難易度が高すぎるのだ。

炊飯器を買う?とも考えたが、電鍋は米を炊くだけでなく、肉まんや野菜などの蒸し料理、ヨーグルトなども作ることができるくらい使用用途が広く、お米を炊くためだけに炊飯器を買う気にはなれない。

水を抜くしかない。窯の水、全部抜くしかない。

水切り棒の活躍

水切り棒

日本から台湾に来るとき、色々な荷物を持ってきたが、お米を研ぎ、水を切るこの道具を台湾に持ってきたなんて思いもしなかった。やっぱり私はお米が好きだったんだと実感。お米をかき回し、水を切ることしかできないこの道具。台湾で「おいしいごはん」を食べるために、窯の水を全部抜くために必需品になるとは。

日本で買ったこの道具は、もともと冬に手が冷たいことが嫌で買ったのだ。台湾は蛇口をひねると「お湯?」というくらい温かい水が出てくるからこの道具を持ってきたことを忘れるのは無理もない。

この水切り棒のおかげで、窯の中は、米と水の一対一が守られる。窯と私の胃袋に平和をもたらす。