勝興駅

コアな台湾を楽しんでみたいと思う人は私だけではないはず。勝興駅は廃路線なので、駅ではあるが電車ではたどり着けない。三義駅からタクシーか、三義インターチェンジまたは苑裡インターチェンジから車で来ることになる。

日本を感じる木造建築の駅舎があり、その周りにはたくさんのお土産屋、レストラン、軽食屋、はちみつ店が軒を連ねる。さらに周りを見渡すとあたり一面山である。

大きな石の標識
自転車式の列車に乗って走るコースがある
廃路線なので立ち入って写真を撮ることができる

軒を連ねる店の中にはDIYのお茶を提供するお店がある。何のことなのかよくわからないまま、席に座り、店員さんが持ってきた道具ですべてを悟った。

DIYお茶

自分でお茶を作るのだ。嫁につぶすのが下手だと言われながらなんとかすり終えたが、問題は尽きない。抜いた親知らずの穴が塞がっていないので、詰まる、詰まる。歯を抜くまでは当たったことがない部分にザラザラと豆や何やらつぶしたものが当たり、違和感があり飲み辛い。

DIY茶は私が行ったお店では300元だった。写真をよく見るとわかるが、すり鉢には白い粉がついている。前回使った人の擦った粉がついていて、思い出の粉も含めて300元。お茶の味はほんのりと甘く、大豆など健康に良さそうな飲み物だった。

勝興駅の近くには煉瓦で作った壊れた橋があり、ここも一緒に見るべき場所だと思う。近いといっても、勝興駅から車でグネグネと一本山道を走って突然左手に現れるので、右手の線路に見とれてあまりよく見ることができなかった。