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はじめに
本ページでは金柑(きんかん)の育て方と成長の記録について記載しています。
育成兼記録係のJiangです。
- ガーデニング歴:3年
- 育てている植物:45種類以上
- ベランダやガレージなどの小さいスペースでガーデニング
実を付けたら食べられる植物を育てるのは私のやりたいことの一つで、金柑を育てるチャンスにめぐり合いました。
コバエ対策
台湾の野外で、鉢植え(プランター)で育て始めて気づいたのですが、コバエが多すぎる… むせながら唐辛子スプレーをかけていたのですが、土の表面付近にいる幼虫などには効果がなく、根本的な対策になりませんでした。
日本でも植物は育てていたので、コバエ対策は知っています。鉢の表面の土を覆うように水捌けのよい石や砂利を敷き詰めると、コバエが卵を産めなくなり、コバエが激減します。


玄関の雰囲気に合うように白色の石にしました。本当は白の玉砂利を敷くともっと芸術的なんじゃないかと思いましたが、近くのホームセンター数件回っても置いてなかったので火山石で代用しました。
不織布マルチ

火山石でマルチングしていましたが、他のプランターに鉢底石が必要になったのと、石マルチだと追肥するときに砂利を取り除く作業が発生し煩わしいため、不織布でマルチングしました。直径30センチの不織布が一枚20円でした。雑草防止の用途ですが、通気性があり無機質なので虫が湧くのを抑えている様子です。要観察で、有機肥料を追肥してから虫が湧かないかしっかりと見たいです。
芋虫
金柑は実がおいしいですが、虫にも大人気のようで、コバエの次は芋虫が発生しています。どこから産み付けられたかわかりませんが幼虫がいますので葉ごと切り落とします。

葉を食べている茶色の芋虫。黒い小さな点は糞と思われます。量が多くはないですが、直実に葉を食べられているので放置せず葉ごと除去します。一匹ずつ取っても大丈夫です。
開花


咲き乱れるというよりは、一部の枝だけ花が咲いている状況でした。樹体によらず小さなか細い花です。とてもきれいでした。
結実

台湾では10月頃に実が付き始めました。金柑はいくらあっても食べ方に困らないのでたくさんつけたいところですが、鉢植えでは体力がどれほどあるかわからないので様子を見て摘果が必要になりそうです。
剪定
過度に剪定はしていませんが、背が高すぎる枝を切って箒の形になるように仕上げています。蒸れると緑色の葉でも自然と落ちるので、過度に手は入れていません。
食す
ジャム
我が家では、水飴と砂糖と一緒に煮詰めてジャムにしました。果実はみじん切りにして、なるべく種を取り除くのがおすすめです。
おわりに
台湾に来てから、「実のなる木」第一号の金柑ですが、虫が付きやすくなかなか手のかかる木です。手をかけた分、果実を食べた時は嬉しさと幸福度が高くなりました。園芸がやめられなくなる要素の一つだと思います。