籃球

私は恵まれた環境にいるため、小中高校生達に会う機会がある。中国語を教えてくれるのもその子供たちであり、解りの悪い私に諦めを知らずに教えてくれる。

ある学生が私をバスケットボールに誘ってくれた。10年以上前はバスケットボール部のキャプテンをやっていた私はもちろん断る理由もないし、何しろ無職なので学生よりも時間がある。誘われて非常に嬉しかったのと、誘う勇気がある学生はすごいと思った。私自身、言葉は片言以下で意思疎通が容易ではない外国人を遊びに誘う勇気が果たしてあるだろうか。ない。

顔見知りの学生が7人ほど集まって、町の誰でも利用可能なバスケットコートでバスケットボールをして遊んだ。30分もしたらしばらく休憩が必要なほどとても疲れた。普段運動をしていないまま学生と同じペースで体を動かすのは無理があった。

台湾ではバスケットボールは人気の高いスポーツのようで、町にはバスケットボールコートが柵で覆われていて無料で利用できる場所が数か所かある。私が行った場所は、2面のコートにゴールが6つある。コートに屋根はないが、ベンチには屋根があり広々としている。辺りには4、5階建ての建物が無数にあり、コートには同じくらいの広さの公園が隣接されており様々な健康器具が設置されている。

バスケットコートでは、学生と思われる人たちと白髪交じりのランニングを着たおじいさんが2on2をしていた。スポーツを通した健康の意識が高く、町のつくりもそれを後押ししていると感じた。