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はじめに
本ページではサボテンの育て方と成長の記録について記載しています。
育成兼記録係のJiangです。
- ガーデニング歴:3年
- 育てている植物:45種類以上
- ベランダやガレージなどの小さいスペースでガーデニング
サボテンは中国名は「仙人掌」といいます。日本語的な解釈で”仙人のてのひら”とは趣を感じます。
到来時
いつ、だれが、どこで買ったのかわからないサボテンが家にありました。ベランダの塀の部分に置いてあり、風が弱い日の雨だと当たりませんが、風が吹けば雨が当たるので梅雨時期の台湾では毎日のように雨に打たれ、サボテンの下の方が黒くなってしまっています。朽ちたサボテンが鉢の中に敷き詰まっていたので取り除きました。
植え替え
3株あることが分かったので3鉢に分けましたが、どの株も根元のところが黒くなっていました。水が多く、腐っている部分があるようです。暑さが収まってきたら切り離して育てたいと思います。
土自体は水はけがよかったですが、養分が全くなさそうなので、培養土を若干追加しました。根は小さかったですが、株が倒れるほどではありませんでした。
水やり
乾燥しきったら水を与えます。台湾の夏では3日程で芯までカラカラです。サボテンは水をあげすぎるよりも忘れた時にあげる方が腐らずに健康に育ちますが、台湾の暑すぎる夏は忘れたままでは枯れそうです。屋根なしの場所で育てる場合は、太陽で乾き、夕方のスコールで水やりができるので放置でも問題なさそうでした。
家の向のベランダには多くのサボテン、多肉植物がありますが、ほとんど水やりの風景を見たことがなく、自然に任せ、雨が数日降らなかったら夜にあげている自然派の水やりでも植物は育っていました。
小吹
子株が出てきました。栄養や水など成長に関しては順調なようです。親株自体は黒くなっていますが、小吹できるくらいには細胞が生きているようです。2cm程に成長して、秋くらいの季節になればバラバラにして成形し直しても良いかなと思います。
小吹サボテンの分化
小吹サボテンの生育が良い分、元からついていたサボテンは垂れてきてしまいました。元々この株は根が強く張っている個体ではなかったので思い切って分化しました。乾燥させてサボテン盆栽化したいと思います。
サボテンの分化
分化させたいとき、サボテンの分身を作りたいときは親株にくっついたサボテンを左右にねじって取ります。一週間ほど放置して傷口を乾燥させます。その後水はけのよい土に埋めます。乾燥させないと傷口から腐る可能性が高くなります。また水はけの悪い土を使うと根元からじゅくじゅくして腐る可能性もあるので、なるべく水はけのよい土かサボテンを埋めた上部は砂利を使うと根がすべて土や水につからず失敗しにくく感じます。
おわりに
サボテンは水やりなどのお世話をしすぎると枯れてしまう、まさにツンデレな植物です。取り扱いでは針に注意して扱う必要があります。植物を愛するあまり、水やりの頻度が多くなるとサボテンは水に耐えられず枯れてしまいます。可愛い子には旅をさせよとはまさにサボテンのために生まれた言葉です。