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はじめに
本ページでは紫蘇の育て方と成長の記録について記載しています。
育成兼記録係のJiangです。
- ガーデニング歴:3年
- 育てている植物:30種類以上
- ベランダやガレージなどの小さいスペースでガーデニング
摘心
「摘心」と言われる、縦に伸びていく枝の部分を切り取る作業をすると、一つの枝から二つの枝に分岐して葉っぱの枚数が増えます。一度切った枝の先は成長しなくなるので、残った枝の新芽に栄養が行くようになります。こうして葉の枚数が増えると、今後収穫できる葉の枚数が増えるので、摘心という作業はやっておきたい作業です。
摘心後、次の苗用に一部を残し、収穫できた紫蘇の葉は9枚でした。家にハーブ類の苗が来た時からある紫蘇の葉と、我が家で成長した葉があるはず。
食す
紫蘇ジュース
紫蘇ジュースにするため収穫した紫蘇の葉を良く洗ってから煮ます。
紫蘇の葉10枚ほどに対して200mlの水を沸騰させて煮ます。20分後加熱を止めて、紫蘇を取り出し、砂糖30gを入れます。砂糖が溶けたら冷めるまで待ちます。コップに移して冷蔵庫で冷やします。
紫蘇ジュースの熱が冷めたら、リンゴ酢を10mlほど入れます。はじめはどす黒いですが、リンゴ酢を入れると鮮やかになります。
紫蘇には「アントシアニン」という紫色の色素が含まれており、溶けている溶媒が中性だと紫色になります。酸性に寄ると赤色になるので、リンゴ酢を入れると鮮やかな赤になります。梅干しも同じ原理で、紫蘇に含まれるアントシアニンの色素が、梅のクエン酸と反応して鮮やかな赤に染まります。
家族は美味しいと飲んでくれたので、もっと収穫できるように紫蘇を育成し、また作りたいです。
紫蘇ジュース2
収穫前後であまり変わってないように見えますが、大きい葉はほとんど収穫して、摘心も行っています。紫蘇ジュースは大量にあってもすぐに飲み切ってしまうので、紫蘇はどんなに成長しても困りません。
紫蘇の葉は50枚ほど、800mlの水から沸騰して15分程ほど煮ます。煮終わったら冷ましてから紫蘇の葉を取り出します。温かいうちに砂糖を入れて甘くしてもおいしいです。私は砂糖を普段過剰摂取気味なので、無糖の紫蘇ジュースにしています。自作だと砂糖の量を調整できることがうれしいです。
容器に入れて保存します。冷めるのを待たずに、待っても良いですが、リンゴ酢を少量入れて混ぜて、待つと色が鮮やかになります。無糖なので酸味が引き立っていますが、良く冷やすと非常にさわやかでおいしいです。
紫蘇ふりかけ
紫蘇ジュース用に煮て、取り出した紫蘇はお皿に並べて750Wで2分30秒加熱して乾燥させます。塩と混ぜて、紫蘇ふりかけの完成です。
水耕栽培
植物は生命なので育成に失敗した場合は土下座どころではないです。しかし、失敗したので深く反省するしかないです。
なぜ失敗したかというと、おそらくエアコンの風が当たり日光も当たらないところに置いていたことが原因と考えられます。
これほど美しい紫蘇が元気なく発根せずしおれてしまいました。正確には3本のうち1本は発根しましたが、成長が止まってしまいました。
発根剤は持っておらず、使っていなかったので次から使おうと思いました。
挿し木
紫蘇の収穫の時、摘心を兼ねて挿し木をすることにしました。
初日から翌日のしおれ具合が半端ではなかったです。今回もまた発根剤が手元になかったので使えませんでした。当然、発根剤はすぐに買えるかと思いきや、近くのホームセンターにもなく… ネットで探すと台湾では発根”剤”ではなく、発根”粉”でした。または、開根粉というので、ネットでの買い物も一苦労です。値段は日本円で140円、送料240円。送料の方が高いので無料のクーポンを手に入れるまで買わないことにしました。
紫蘇よ、申し訳ないが開根粉なしで頑張ってくれ。
毎日2回水やりをして、頑張れと応援しているおかげか、左に挿した紫蘇は挿してから2週間後には初日と同じくらい葉っぱが浮いています。応援はとっても大切ですね。
挿し木から約20日後。紫蘇が復活し今後も元気に過ごしてくれる態勢に入ったようです。紫蘇はもともと活力にあふれる植物で生命力が高い部類だと思います。前回の失敗はもったいなかったですが、やはり紫蘇は強健な植物だと認識しました。
紫蘇の挿し木でやったこと
- 毎日水やり
- 直射日光を当てない
- 応援
徐々に葉が開き、最後には全開に。挿し木をしてから毎日水をやり、祈祷。乾燥する日であれば、朝あげるだけでなく夜も水をあげることがありました。葉がパシッと開くまでに、見えない土の中で根っこを頑張って伸ばしていたのだと思います。背が低い紫蘇も頑張って大きくなるように、乾きかけの頃に「感謝の水やり」。
挿し木後の成長
台湾は連日雨で日光が不足している状況です。紫蘇の葉数は増えていますが、もう一株は葉がなくなってしまいました。日が出ることを祈りつつ、若干湿った状態をキープして育てます。
挿し木後の成長2
もともと挿し木後の回復のために日差しを避けていたら、赤しそが青しそになりました。葉自体は大きくなり、成長していると言ってよいです。
赤紫蘇の青紫蘇化
完全に青紫蘇化しています。我が家の場合、日光不足が原因です。ガレージのため、日差しの確保が難しく、赤くなるまで日を当てることができません。西日に頼るしかなく、葉焼けするかどうか、僅差のところで戦っています。葉を一部収穫して、日光にしっかり当てていきたいと思います。
植え替え
夏になる前に挿し木した紫蘇です。途中で30度越えの日が常態化してきました半分は発根して挿し木成功していました。紫蘇の母体は葉に張りがなく色も赤からほど遠いので土の量が足りないと思い大きいプランターに植え替えました。夏の終わりに近づいていますがかなり気温が高いのでできれば植え替えを避けたかったですが、葉の状態が回復せず、梅雨時期の先見の明がなかったため夏の植え替えになってしまいました。
おわりに
紫蘇ジュースは砂糖抜きで、リンゴ酢などの酸味のあるさっぱりしたドリンクにしてもおいしいです。毎日でも飲みたいくらいおいしく、砂糖が大量に入ったジュースよりも健康に良いと思うので紫蘇を量産して家族で飲む機会を増やしたいです。