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はじめに
本ページではIKEAのHIMALAYAMIXとポリシャスの育て方と成長の記録について記載しています。
育成兼記録係のJiangです。
- ガーデニング歴:3年
- 育てている植物:45種類以上
- ベランダやガレージなどの小さいスペースでガーデニング
ミント
IKEAに行ったとき、きれいな植物が売っているコーナーがあり、ハーブも売っていました。IKEAは食べ物も売っているので、てっきりハーブも食べられると思って注意書きをよく読まずに買いました。家に帰って、植え替えようと思った時、何気なくラベルを読んだら「不可食」と書いています… これは中国語でも分かる、食べてはいけないやつでした。
HIMALAYAMIX Potted plant, assorted species plants – IKEA

ちょこんと植わっている可愛らしいハーブ。鑑賞するだけでも美しく、近づくと触らずともミントの良い匂いがします。
食べられない鑑賞用として売っている植物は、販売時に埋められている土に食用できない化学肥料が使われている場合や、食べられない化学肥料の液肥を使って育てている植物があります。食べられない肥料の中には、植物の成長を強く助けるので成長が早く、強く育てられるなどのメリットがあり鑑賞用には向いていますが、食べられない肥料を吸って育った植物は食べられません。
収穫
食べられないとわかったので肥料をやり、2か月程経つと超巨大化しました。

イチゴでもできるのかなというくらいツタも葉も伸びました。食べられないので使い道を考え続けていた結果、剪定すらしていませんでした。ようやく消臭剤として使う決心がついたのでバシバシと収穫です。

こんまりと可愛らしい姿に戻りました。野生感が強くなったので前回ほどはかわいくないです。またしばらくこれで様子を見ます。
収穫2

IKEAのミントは恐るき勢いで成長しました。前回の剪定から一か月ほどでまたミントボール作成のタイミングになってきました。


有機肥料を撒いていますが、肥料が見えるまで刈りました。どこまでも大きく育ちそうなので地植えした場合どうなるのだろうかと興味津々に収穫しました。また大きく育ってくれることを祈りながら、葉だけを収穫しました。
活用




ミートボールではなく、バジルボール(バジル玉)でもない。IKEAのミントは食べられないと知って活用方法を模索すると、バスルームの消臭剤として活用しようと思いました。バスルームは、使った後乾燥させるために窓を開けることが多いと思いますが、台湾は家の外から下水の臭いが上がってくることがあるため、窓を開けるに開けられない時があります。じめじめとした籠った臭いや下水の臭いをなくすために、ミント玉は非常に良い対策になりました。
茎のまま干してドライミントにすることもできます。私の場合、食用のハーブを茎のままハーブティーにしたとき土の匂いがすると私は感じたので、バスルームに置くときも茎を外すようにしています。
このままむしゃむしゃと食べたくなるほどミントの葉は美しいですが、茎から葉を外すときには歯磨き粉の匂いしかしないので食欲は全くわきません。これをネットで包んで一日か半日乾燥させたのちにバスルームに置きます。
バスルームで歯磨きをする前から歯磨き粉の匂いがするようになりました。
剪定


鉢植えのミントは葉が茂り蒸れた状態が続くと弱って枯れることがあります。茂ってきたら、土が見えるまで剪定するように私はしています。摘心を含めてもっと切ってもよかったですが、晴れた日の台湾の野外は夏に近い季節で35℃を超えます。暑くて私の活動限界を迎えるので、サクッと作業をやめました。もっと園芸スキルが高ければ短時間で完璧な姿にできたと思うので、練習あるのみですね。
バジル
購入時
こちらも食べられない鑑賞用のハーブです。

開花

食用のバジルの場合、花を咲かせるまで大きくすると風味が落ちて葉も硬くなることがあり、花を咲かせる前に摘心、摘花することが多いです。食用ではないバジルなので花を咲かせてみました。
食用のバジルの記事はこちらをご覧ください。バジルの植え替えから開花など育成と活用方法 | Jiang on . net
活用方法
バジルには芳香剤として使う方法があります。バジル玉という言葉を聞いたことはなかったですが、作成するタイミングでもうそれ以外に言い表す言葉がありませんでした。

これは、以前IKEAで買ったバジルで食用にできないのでバスルームの芳香剤として使うことにしました。
HIMALAYAMIX Potted plant, assorted species plants – IKEA


ザクザクと太くなった枝を切り取って茎から葉を外します。摘心どころではない収穫祭で、大量のバジルが収穫できました。採った葉は一日日陰で干してバスルームに置きました。ある程度乾燥させないとバスルームの湿気で乾燥せず腐る気がしました。
2回目の収穫


高さは40cmを裕に超えていました。枝が大きくしなり水が付くと今にも折れそうなほどしなるようになったので、収穫が大きく遅れていました。バジルとの収穫の兼ね合いもあったので遅れましたが、溜まった分、葉は大量です。


高さがかなりダイナミックなのでなるべく低くなるように収穫兼剪定を行いました。根元が見えるようにしっかり刈り込みました。根元は気のように硬質化して、上部が重くなっても耐えていた強さがわかりました。
ポリシャス
購入時

ポットに入っていたので素焼きの鉢に植え替えました。見るからに弱弱しいですね。多数の害虫が付いており、購入時のチェックを怠っていました… 室内で売られている植物でも虫がついていないか、色が悪く葉が少なくないかなどチェックして買いましょう。他の野外で育てられて出荷されてくるので、虫がついていたり病気になっている株があります。
追肥
鑑賞用で虫もついているので元気になってもらうために肥料をあげました。観葉植物用の肥料で用量を守って使えば大丈夫です。
剪定
ポリシャスは葉が込み合うと自然に葉が落ちてきます。無理に強い剪定をする必要は経験上ありません。
害虫対策
葉に水をかける「葉水」や、虫が多い葉を切り落として害虫の数を減らします。ポリシャスは比較的強い植物なので、少々葉を切ってもすぐに新しい葉が生えてきます。
3か月後の成長

色が悪い葉、虫が付いた葉を積極的に除去して肥料をやると見違えるほど大きくなりました。大きくなってからは虫はついていません。株全体が強くなってきた様子です。
植え替え1

植物を飾るときには見る向きというのがあります。360度全方位から見る植物もあれば、180度前面、壁に囲まれた場所だと90度しか見えない植物もあると思います。買ったときは4株でしたが、どこから見ても株と株がかぶり、見えることがない部分が生まれます。また、見えないということは太陽の光も当たらず、日が当たっていない株のみ生育が悪くなります。定期的に向きを変える必要が出てきます。4本密生することで見栄えと生育に悪影響がありました。
生育のよい3株残して一株は引っ越ししました。素鉢で育てていた期間は半年ほどですが、根はかなり回っていました。素鉢の素晴らしさでしょうか。
3株立ちにしてかなりスッキリとした印象になり、見る角度も決まりました。
植え替え2


密植されていた分、根が複雑に絡んでおり分離が難しかったです。やや強引に分離したため葉を間引いてもよかったですが、ポリシャスはかなり強い植物なので自然の力に任せました。体力のある植物は水不足になると自ら葉を落として蒸散などの水分消費を抑えます。今回は植え替えで根が切れて吸い上げられる水分が減ったので、ポリシャス自ら葉を落として水分消費量を調整していました。
さらに数日後、新芽が出てきていることを確認したので追肥して日光に当てるようにしました。
おわりに
IKEAのHIMALAYAMIXは食べられませんが、香りは楽しむことができます。また、ポリシャスは購入時こそ虫がついていて食い荒らされていましたが、地道に虫と闘い打ち勝ちました。どちらもとどまるところを知らないほど大きくなりそうです。