かわいい学生たち

台湾の学生はお菓子を持ってきてはみんなとシェアして食べる。ある学生は私に会うと、「Hello! 我給您」と言って、会って3秒でお菓子をくれる。台湾では学校にもお菓子を持って行ってみんなで食べるのは普通だそうだ。

宿題が終わると、私に見せに来て確認してくれと言う。連絡ノートを見せてくれるが、私はまだ多くの字が読めないので、見ても何がどの宿題なのかさっぱりわからない。しかし、これはこれ、と言って優しく教えてくれながら、もう宿題が終わった。という誇らしげな顔も見せてくれる。精一杯ほめるが、私の中国語の語彙力では前と同じ褒め方しかできない。

学生たちは毎日どんどん賢くなっているが、私は前進しているのか、ただそこで過ごしているのか。学生の一人が日本語を教えてと言うのでひらがなを教えた。数回言っただけで、た行まであっという間に覚えた。私は台湾のㄅㄆㄇㄈ(日本語の五十音に相当)を未だに正しく言えない。

私が正しく言えるまで、時には諦めながら私の勉強に付き合ってくれる。どうお返しをしたらよいものだろうか。